2012年10月25日

空を飛ぶ「スープ」



これは、映画「スープ」のプロモーション記事です。

森田健が、15年かけて取材した中国 山西省の「生まれ変わりの村」が原作となってできた映画です。
「この夏」とか書いてあるのは、7月7日にロードショー公開されたからです。

森田健は、あの世から生まれ変わるとき、この世とあの世の間にかかるナカハシという橋のたもとで、おばあさんがスープを配っていて、そのスープを飲むと前世を忘れる という証言を「生まれ変わりの村」の人たちから聞きました。
つまり、生まれ変わりの村で、この証言をした人たちは、みんなスープを回避した人たちなわけです。

この話を本にして出版したら、日本人からも生まれ変わりの証言が集まってきました。

「スープ」はそんな人たちの「あの世」に関する証言から生まれた映画なのです。

物語は、娘を残して死んでしまった父親が、どうしても娘に伝えたかったことがあって、その記憶を持ったまま、生まれ変わって娘に会いたいと思う気持ちで流れていきます。

今も全国の映画館で上映されていますが、残念なことに関西ではやってなくて、一番近いのが広島になります。
だけど、なんとJAL(国際線)に乗ったら、インフライトムービーとして上映されているようです。
実は、ANAも取りに行ったみたいですが、先にJALに取られていて、あえなくあきらめたのだそうです。

この話はスゴイと思います。
だって、スープの存在が一気に世界中に広まるじゃないですか。

もちろん、あの世でスープを飲むか飲まないかは、その存在を知ってからも選択できますが、選択できるということは、飲まない人も増えるわけで、前世を覚えたまま生まれ変わった人が増えれば、もうばかばかしくて戦争(冷戦や経済戦争も含んで)なんかしてられなくなります。
だって、戦う相手国は、かつて自分が生きた国、あるいは来世で生きる国、そして、肉親や大切な友人が生きた国、生きる国、生まれ変わっている国かもしれないのです。

私は個人的な興味から、次回はスープを飲まないことを選択します。
できれば、男に生まれてみたい。
女の記憶を持ったまま、男を体験して、で、その次も飲まないまま生まれて、女をやりたいのです。
女と男の世界観、どんなふうに世界が見えるのか、体験してみたいです。

12月21日にDVDが発売されるそうです。
マヤ歴でいわれる(といわれる)最終日。
まぁ、このあたりもちょっと森健らしいところですが。

サラはこの話を広めたくて、Tree Topにも映画のチラシを置いています。
本も出ているので、一度読んでみてください。
知っているのといないのとでは、来世が違うかもしれません。
  

Posted by Tree Topの魔女たち at 18:50Comments(0)