2012年10月06日

「大金持ち」の話



昨日、いつものように仲良く、江井ヶ島 壺中庵の井原会長ご夫妻がお見えになりました。

先日、戦友会があったそうで、もうそろそろみんな高齢なので「最後の戦友会だ」っていう暗黙の招集がかかって、日本全国からかなりな勢いであつまったのだそうです。
ある人は、2日前から宿泊して、出席されたくらい。
もちろん会長も参加されました。
で、その出席者の中に、長野からお越しになられた方がおられて、みんなその方のすごい財産の行く末を心配されたのですって。
ほんとに何十億って財産で、お嬢さんしかいないといわれていました。

その方ね、戦争が終わって、田舎に帰ったら、農地解放で持っていた田んぼは全部取られて、残ったのは人の踏みいれられないような山だけ。
あ~あ、って思っていたら、日本が復興してきて、中部電力の鉄塔をその山に立てることになって、鉄塔と電線の通っている下の土地と、そこまで行くための道路の借地料が銀行に振り込まれるようになって、余り使うこともないから銀行にはどんどんお金がたまっていって…
銀行はそれを「運用してあげる」っていって、、銀行の名前を出して扱えない競売物件の売買でまた儲けてくれて…
お金がどんどん増えちゃうので、その方は、絵を買ってくれと言って持ってくる無名の画家から絵を買ってあげていたらしいのです。
ある時、それをヨーロッパで展示したら、買った時の10倍以上の値がついて、どんどん売れちゃって、またお金が増えて。

この方が、幸せだったのか不幸せだったのかは、ご本人にしかわかりませんが、「金運」を考えたとき、この方は大変な金運に恵まれていたと言わざるを得ません。
だって、自分からは何もしかけて行っていない。
そのままでいたら、お金のほうから流れ込んできたのです。
しかも、全部、Win-Win(損する人がいない)のお金。

改めて「金運」を考えてしまったお話でした。

  

Posted by Tree Topの魔女たち at 08:36Comments(2)